マセキユースに所属してから一ヶ月が経ったので、所属前と比較して変わったことについて書いていこうと思う。
まだフリーで活動していた頃、マセキユースのとある先輩に「事務所に入ってから生活は変わりましたか?」と聞いたことがある。先輩の回答は「あまり変わらない」だった。確かに急激にファンが増えたり、いきなりテレビに出られるようになったりといった変化はない。
ただ私の場合、所属前と比べて確実に忙しくなった。
まず、お笑い関連の予定がほぼ倍に増えた。今までは週に1回のペースでライブに出演していたのだが、現在は週2回ほどのペースでライブなどの予定が入るようになった。
また、表には出ないタイプの仕事が増えた。ネタ見せやライブのオーディション、先輩の単独ライブのお手伝い、マセキからのメールやアンケートへの返信など。今まで「ライブ主催者さんにメールする」「ライブのオーディションに行く」「ライブに出る」くらいがお笑いの予定だったのだが、ここ一ヶ月でお笑いの仕事って色々あるんだなと感じた。
それなのにバイトの日数は変わらないので、バイトもお笑いの予定もない、完全オフの日が週1日程度になった。そして休日のありがたみを身に染みて感じるようになった。
休みがないなと感じるようになったのは、趣味のゲームに割く時間が少なくなったこと。毎日少しずつ進めていたゲームがあるのだが、ここ一ヶ月は忙しくて中々触ることができず、久しぶりに起動したらすっかりストーリーを忘れていた。
同期入社した芸人もおらず、またピン芸人ということもあって中々相談できる人もいなかったため、「このままマセキでやっていけるのだろうか……」というお笑い版マリッジブルーのような症状になった。体調を大きく崩すことはなかったものの、食欲がなくなってゆるやかに体重が落ちていった(現在は心身共に健康ですのでご心配なく)。
↑4月某日の日記
↑4月某日の日記②※現在は元気です!
事務所に入る前は、オリーブゴールド(マセキユースに所属するためのオーディションライブ)用のネタを月1本のペースで書いていくという生活を送っていた。毎月第2週目くらいにオリーブゴールドのライブ、毎月14日に翌々月オリーブゴールドの動画審査の締め切りがあったので、月の前半はライブの準備で忙しい代わりに、月の後半は比較的ゆっくり過ごすことができていた。
お笑い活動を陸上競技に例えると、事務所に入るまでは中距離走、事務所に入った後はマラソンといった感じがする。所属前は3週間かけて2000mを走り、残った1週間は休養に充てるという感覚だった。しかし今では1年かけて42.195kmを走り切るために、ずっと走り続けなければいけないという感覚がある。
事務所ライブやネタ見せが終わっても、月末は翌月頭のライブ準備に回る。常に次のライブのことを考えている状態になった。
余談ではあるが、つい最近、Xで同じマセキユースの先輩のライブ出演スケジュールを見た。月のほとんどがライブの予定で埋まっており、私がこのペースでライブ出演したらどうなってしまうのだろうか……と頭がクラクラした。
もちろん、良い変化もたくさんある。
まず、明らかにネタを書くスピードが上がった。常にライブ出演に追われているため、期日までにネタを仕上げざるを得ない。その結果、より早くネタを書けるようになった。また常にお笑いのアンテナを張っているからか、アイデアも色々と湧くようになった。
また、芸人同士のつながりが増えてお笑いに対するモチベーションが上がった。私がご一緒できるレベルではなかったような、ライブやメディアで結果を残している芸人さんと話す機会が以前よりも増えた。結果を残している先輩は、皆すごくお笑いのことを考えているし、努力の量も並大抵ではないのだと知った。
お笑いの世界にいると、自分と他の芸人さんの能力を比較して落ち込んでしまうこともある。それでも、努力の量は他の芸人さんに負けていられないなと思う。
↑事務所に入ったときに書いたノート。最近サボっていますがYouTubeも今月に更新予定です!
事務所に入ってから、いろんな先輩方に助けられている。いつか私にも後輩ができたら、彼ら彼女らの力になれるような芸人になりたい。
↑事務所のネタ見せの日に書いた日記
色々書いたが、マセキユースに所属できて良かった。
これからも頑張る!